交流分析やNLP、心理学などを学ぶ理由は何でしょうか?
ひとつだけ間違いなく共通しているのは、人間関係やコミュニケーションでの
活用が前提にあるということではないでしょうか?
これは、とても大切な事です。
ビジネス、仕事、人間関係、夫婦関係、恋愛などにおいて、
相手のことを知る、心を、満たすことなどは、とても大切な事です。
では、交流分析やNLPをつかう以前に大切な事がありますが、
それは一体なんだと思いますか?
実は、信頼関係が大切です。
しかし、もっと大切な事があります。それは、相手のことを大切にする。
そのような前提です。この相手の事を大切にする気持ちと、言動を身につけることで、
次のようなコミュニケーションや人間関係の成果を得ることができるようになるでしょう。
・相手の価値観を満たしてあげることができる
・本当の人間関係を築くことができる
・小手先の交流分析やNLPのラポールテクニックでは、
実は本当に深い、強い人間関係は築けないと知ることができる
つまり、どのようなことでしょうか?
このような人を知っている、会った、聞いたという方はいらっしゃいませんか?
交流分析やNLP、心理学などには詳しいのですが、小手先の人。
あるいは、感じはいいけど、深い話をしたこともないし、
それ以上の関係になるような気もしないし、興味もない。
小手先の人というのは、無意識に分かるんですね。
つまり、交流分析やNLPのラポールテクニックで、ある程度の信頼関係を築いたら、
それをきっかけに、会う回数、関わり方、価値観を満たすなどのことが大切になります。
そして、その前提になる大切なポイントが、相手のことを大切に考えていく気持ちと想像力なのです。
それができると、人間関係は確実に深まります。
今回からはNLPのラポールテクニックについてお話していきます。
NLPや交流分析を知っても、もっと大切なコミュニケーションの前提を知らなければ、
仕事でも、家庭でも、男女関係や交友関係でも、ベストなコミュニケーションを
取ることは難しいからです。
では、NLPと交流分析を活かすためのNLPのラポールテクニックのお話をしていきます。
もしも、誰かとのコミュニケーションで、相手にとっても自分にとっても心地のよい
調和のとれたコミュニケーションを取ることが出来たとしたらいかがでしょうか?
恐らく今まで以上にコミュニケーションが円滑に、豊かになります。
例えば、NLPや交流分析を学ぶ目的が、コミュニケーションで相手の本音を
もっと知りたいというものだとしたら、NLPのペーシングを行うことにより、
今まで以上に深いコミュニケーションを取れていくことに気づくでしょう。
では、NLPや交流分析を活かすためのペーシングのやり方です。
次のように行います。
相手の話し方や声の状態に合わせます。
例えば、相手の話し方のリズムやスピードにあわせます。
更に呼吸や間にも合わせていきます。
そして、NLPのペーシングでは、相手の声の状態にも合わせます。
意外に、声の状態に合わせるか合わせないかが大きな違いを生み出します。
次のようなポイントに合わせるのが基本です。
相手の声の大きさ、抑揚、快活さなどです。
大切なのは、相手に合わせることです。
それにより、相手との調和が生まれやすくなり、
信頼関係を築きやすくなります。
それが、NLPテクニックや交流分析をより効果的につかえるようにしてくれるのです。
今回からNLPのラポールテクニックについてのお話をするということでしたね。
ところで、NLPにしても交流分析にしても、学ぼうとする人はなぜそれを必要とするのでしょうか?
また、それを身につけることによって、どのような違いを身につけることができるのでしょうか?
では、後者のほうに関して一緒に考えていきましょう。
NLPや交流分析を学ぶことで何が得られるのか?
もちろん、細かく言えばたくさんあります。
しかし、もっと大きな視点で見ると何があるのでしょうか?
それが「結果の違いを生み出す、小さな違い」なのです。
ちょっとした違いは、大きな結果の違いを作ります。
仕事においては、NLPや交流分析だけでなく、何か人間心理についての鋭く、深い洞察をすることが出来る人は、
確実に他とは差をつけることになります。
それは、皆さんも想像できるところでしょう。
そして特に人間関係においての洞察やコミュニケーションのポイントを押さえるということは、人生を豊かに可能性を高めてくれることはあっても、自らチャンスを見落とすことにはつながりません。
NLPを名古屋で受講した男性は、NLPで人間の心理を知ってから、自分がいかに人の空気を読めていないのか。ということに気づくことができたそうです。人は自分の話を聞いてほしい。誰かに認めてもらいたい。などの欲求を強く持っている。そんなことを知るだけでも、日常の自分の人間関係の取り方が変わってきます。
人間心理に付いて、洞察や考察を深めるほどに、人生を豊かにできる可能性が広がっていく。
そんなことが実際に世の中では起きているのです。その違いを少しずつ探して身につけてみるのも、素晴らしいことかもしれません。
NLP資格のセミナーを受講した男性の話です。
彼は名古屋で営業マンをしています。
しかし、営業の成果は思わしくありませんでした。
そんな時に、一冊のビジネス書から、交流分析とNLPの存在を知りました。
しかし、名古屋で営業をしている彼にはさっぱりわからない世界でした。
そこで、交流分析に付いて書いている書籍を1冊。さらにNLPについて書かれた書籍を1冊。
頑張って読んだそうです。
その後、NLPを名古屋で受講してから、だんだんと結果を出せるようになってきたそうです。
そのNLPを名古屋で受講した営業マンさんは、次のようにお話をしています。
今だに交流分析はよくわからないけれど、交流分析もNLPも心理学の一つということで、
非常に興味を持っています。同時に、今の自分で使いこなせるのか?
そんな不安も持っているそうです。
しかし、彼は続けます。NLPセミナーで学んだラポールテクニック。
これを使うことで、随分と変わるだろうと。
NLPのラポールとは何か?もしも営業に活用するならば、
相手との信頼関係を短時間で築くためのテクニックです。
ラポールはフランス語で架け橋と言われています。
相手と自分の心をつなぐ。そんな意味が含まれています。
ところで交流分析とNLPのラポールの共通点はなんでしょうか?
英義業的に言えば、相手との心の距離を埋める。という点で似ているかもしれません。
交流分析は相手のタイプを見極めて合わせていくのに対して、
NLPのラポールテクニックは、相手自身に合わせていくのです。
次回から、ラポールテクニックについてお話ししていきます。
NLPのプロファイリング
今までは、交流分析に関する内容を中心にお話ししてきました。
やはり、今までのお話通り、交流分析を知ることは、
NLPを使ったコミュニケーションを取る上で、とても役立ちます。
同時に、NLPの中にも相手とのコミュニケーションをより円滑に、
質の高いものにするための内容があります。
それは、NLPの用語では、メタモデルと呼ばれているものです。
今回からは、その内容についても触れていきます。
そして、交流分析やNLPのメタモデルを覚えても、
相手とのコミュニケーションには信頼関係が欠かせません。
そのあたりの話も、徐々にご紹介していきます。
では、今回はNLPのメタモデルからですが、
目的追求と問題回避という内容です。
私たち人間は、大きく2つのタイプにわかれるそうです。
◯NLPの目的追求
⇒目的達成や得られる成果メリットなど、
どんどん何かを手に入れることにモチベーションを燃やします。
前へ前へと突き進むエネルギーが高いイメージもあります。
◯問題回避
⇒何かを避けたい。こうはなりたくない。
ああはなりたくない。などの回避の思考や感情が強いです。
NLPの問題回避型の方は、これをやったら◯◯できる・手に入るなどの、
目的追求のモチベーションには、それほど心が響きません。
むしろ、このままでいいのか?
という差し迫った緊急性や、絶対に嫌だというイメージの方が響き易いのです。
NLPを大阪で受講した営業マンさんは、メタモデルを知ってからは、コミュニケーションや営業で、
相手に合わせた会話や動機づけが出来るようになったそうです。
このようなNLPの内容も、
交流分析と使い分けるといいかもしれません。
交流分析とはいったいどういう意味か?
何も「NLPと関係が・・・」といった内容を詳しく説明したいのではなく。
交流分析の文字から、交流について分析することとなりますね。
では交流を分析するとは?
交流とは、もちろんNLPでも重要なコミュニケーションのことです。
その中で何が起きているのか分析することが交流分析と言えるでしょう。
NLPにおいてコミュニケーションというと、有名なNLP技術がラポールです。
ただラポールにもいくつかのNLP技術があり、例えばリフレーミング。
リフレーミングとは、嫌なことでも考え方を変えて良いことと思いなおすことで、例えば上司から叱られてもその上司は自分を鍛えるために叱っているのだと考え直します。
そのNLP技術は、人によっては根拠の無いポジティブ思考だと思うかもしれませんが、交流分析と合わせることによって、さらに良いコミュニケーションが可能となることでしょう。
交流分析はあくまでも分析するだけですが、上司が何故自分を叱っているのか、自分に何を求めているのかが判ります。
そしてNLPでは根拠のあるポジティブ思考へとNLP技術で変換できるのです。
交流分析はNLPを確実にするものであり、NLPは交流分析を活用するものと言えるのではないでしょうか。
NLPは実践してこそのNLP。
相手を知らなくてはNLPは確実性が低いものです。
そのため、NLPセミナーなどでNLPを学ぶに交流分析の要素も含まれているのでしょう。
交流分析が学問だとすると、NLPは実践的心理学です。
ただ知るだけではNLPに詳しいとは言えないのと同じように、NLPは実践出来なくてはNLPを知っているとは言えません。
同様に、NLP技術だけを知っていても、交流分析などその根拠を知らなくてはNLPが出来るとは言い難いもの。
それらを証明しているのが、今まさにNLP協会認定NLPトレーナーや、NLPで成功した起業家たちなのですね。
前回までは交流分析におけるPACモデルの各キャラクターについて述べてきましたので、この辺で一度交流分析の原点に還ってみたいと思います。
当サイトの名称は「交流分析とNLP」ですから、今回は交流分析とNLPの関係・・・交流分析とNLPが密接に関わり合っている活用の場についてのお話です。
交流分析もNLPも、心理療法の一種であり、コミュニケーション方法のひとつであり、仕事や生活に深く関係してくるものです。
特にNLPともなると最近はビジネスの場でも活用されてきていますが、交流分析もNLPも人が成長し人生を歩んでいくための大切な要素にもなります。
例えば、育児や教育の場における交流分析とNLP。
以下は、NLP協会の認定NLPトレーナーや交流分析学会の会員など、いくつかの資格を有している人の考えによるNLP及び交流分析の活用です。
NLPや交流分析に関する資格を持っているからこそ、NLPや交流分析の活用を考えられるとも言いますが・・・
その人はもともと児童養護施設で働いていました。
NLPや交流分析に関する資格を取得したのは仕事の一環としてNLPや交流分析が役立つと考えたためですが、NLPや交流分析を深く知ることによって子育て支援の在り方について深く考えるようになったそう。
その人が言うには、子育て支援とはすなわち親支援であるという。
子育ては大変なことですが、そう考えて諦めてしまうのではいけません。
ポジティブな考え方や肯定的な価値観を持ち、また親自身が活き活きと活動することで子育てやお子さん自身に良い影響を与えます。
そんなポジティブさの支援のために、NLPや交流分析を活用し、また紹介する必要があると考えているのです。
PACモデルの各キャラクターについて。
今回は5つあるキャラクターのうち最後のひとつである、ACです。
【AC・・・Adapted Child】
ACの「A」にあたる「Adapted」には順応や適応といった意味があります。
直訳すれば「順応する子供」ということになるので、周囲に溶け込みやすいとか、社会的に協調しやすいといった良いイメージを受けるかもしれません。
確かに、大人であれば協調性があるということは何かとプラスの方向に働くかもしれませんが、これが子供ともなるとそうはいきません。
周囲からは協調性があるように見えていても、子供は本来の感情を抑えているだけなのです。
大人の期待に応えようと、またはなるべく目立たないようにおとなしくふるまい、我慢し、大人にとって理想的な自分を作り上げて“良い子”を演じ、何かあれば他人ではなく自分を責めて、自虐に陥る・・・これが、ACの正体です。
交流分析のPACモデルの中でも、ACについて調べてみると、ほぼ必ずこのようなマイナスのイメージばかりが例に挙げられます。
決してACが悪いというわけではないのですが、大人でもACの自我状態が強いとストレスを抱え込むことになってしまうため、カウンセリングでストレスを誰かに相談したりして根底にある問題を解決するように努めたいところ。
協調性があるつもりで、実は感情を抑えているだけ・・・なんてことはないでしょうか?
前回説明したFC(Free Child)が子供にとってプラスの明るいイメージなら、こちらのACはそれとは真逆のイメージ。
また、両親から受けるなんらかの影響によって、人間のACは強くなるとも分析されています。
さて、前回までにご説明した交流分析のPACモデルのキャラクターはCP、NP、そしてA。
これらはそれぞれタイプは異なりますが、どれも“大人”という共通点がありました。
残るFC、ACはどちらも“子供”の自我状態を表すタイプです。
【FC・・・Free Child】
子供の自我状態を表すふたつのタイプのうち「FC」とは「Free Child」のことで、その名のとおり自由な子供を意味しています。
自由さを言葉で表現するなら、自由奔放、天衣無縫、天真爛漫、快活、感性が豊か、好奇心旺盛、直観的、チャレンジ精神に満ちあふれている、などなど・・・
これだけでもお判りかと思いますが、子供としては理想的なタイプですね。
皆さんにもしお子さんがいらっしゃいましたら、このような自由さにあふれた子供に育ってほしいと思うことでしょう。
ただし、長所があれば短所もあるもので、他には次のように表現することもできます。
我儘、自分勝手、自己中心的、などなど・・・
自由奔放なのは良いことですが、例え子供であってもそれが強すぎるとこのような短所として捉えられてしまいますね。
そんな自我状態が「FC」です。
本来、人は生まれながらにしてこのFCを持っているものです。
5つあるキャラクターの中でどれがもっとも自然な状態かというと、このFCに他なりません。
しかし、育つ環境によってACが植え付けられたり、成長するにつれてAが強くなったりと変わっていきます。
各キャラクターのどれが良くてどれが悪いと言えるものではありませんが、大人になってもこのFCだけは忘れないでいられたら理想的なのかもしれません。
みなさん、おはようございます。
現在、交流分析について述べている当サイトでは、PACモデルの各キャラクターひとつひとつについて詳しく(?)述べている最中です。
前回までにCPとNPについて述べましたので、今回はAについて。
CP、NP、Aはどれも大人としてのキャラクターではありますが、CPとNPは内容は違えどどちらも親心を表現しているのに対し、Aは親心を排除した上での大人的な考え方表現しています。
それらの違いを考えて比べると面白いかもしれませんね。
【A・・・Adult】
以前はこのAについて「冷静で客観的」と説明させていただきました。
他にも付け加えるなら、次のような単語で説明できます。
冷静、客観的、合理主義、論理的、更に言うならコンピューター的思考(笑)などなど・・・
「厳格な父親」であるCPにも似た部分がありますが、大きな違いを挙げるとすれば、Aは個人的な感情がほとんど入り込まないことが挙げられるのではないでしょうか。
CPは厳格さ、NPは優しさ、FCは奔放さ、ACはおとなしさと表現でき、それらはそれぞれ特定の感情によって作り上げられる特徴ですが、Aの場合は真っ先に冷静さと表現されるので、まずは自分の感情を切り捨てることから始まるのですね。
感情的な判断は行わずにデータの中から結論を導き出す、それがAであり、冷静で客観的な大人のキャラクターなのです。
Aが高い人は自分の感情に左右されることなく、より良い方法を取ったり全体的なバランスを考えて行動することができるため、ビジネスの世界においては特に理想的と言えるかもしれませんね。
ただし、人付き合いの上では敬遠される存在かもしれません。