交流分析・・・A

みなさん、おはようございます。
現在、交流分析について述べている当サイトでは、PACモデルの各キャラクターひとつひとつについて詳しく(?)述べている最中です。
前回までにCPとNPについて述べましたので、今回はAについて。
CP、NP、Aはどれも大人としてのキャラクターではありますが、CPとNPは内容は違えどどちらも親心を表現しているのに対し、Aは親心を排除した上での大人的な考え方表現しています。
それらの違いを考えて比べると面白いかもしれませんね。

【A・・・Adult】

以前はこのAについて「冷静で客観的」と説明させていただきました。
他にも付け加えるなら、次のような単語で説明できます。
冷静、客観的、合理主義、論理的、更に言うならコンピューター的思考(笑)などなど・・・

「厳格な父親」であるCPにも似た部分がありますが、大きな違いを挙げるとすれば、Aは個人的な感情がほとんど入り込まないことが挙げられるのではないでしょうか。
CPは厳格さ、NPは優しさ、FCは奔放さ、ACはおとなしさと表現でき、それらはそれぞれ特定の感情によって作り上げられる特徴ですが、Aの場合は真っ先に冷静さと表現されるので、まずは自分の感情を切り捨てることから始まるのですね。
感情的な判断は行わずにデータの中から結論を導き出す、それがAであり、冷静で客観的な大人のキャラクターなのです。

Aが高い人は自分の感情に左右されることなく、より良い方法を取ったり全体的なバランスを考えて行動することができるため、ビジネスの世界においては特に理想的と言えるかもしれませんね。
ただし、人付き合いの上では敬遠される存在かもしれません。