交流分析・・・AC

PACモデルの各キャラクターについて。
今回は5つあるキャラクターのうち最後のひとつである、ACです。

【AC・・・Adapted Child】

ACの「A」にあたる「Adapted」には順応や適応といった意味があります。
直訳すれば「順応する子供」ということになるので、周囲に溶け込みやすいとか、社会的に協調しやすいといった良いイメージを受けるかもしれません。
確かに、大人であれば協調性があるということは何かとプラスの方向に働くかもしれませんが、これが子供ともなるとそうはいきません。

周囲からは協調性があるように見えていても、子供は本来の感情を抑えているだけなのです。
大人の期待に応えようと、またはなるべく目立たないようにおとなしくふるまい、我慢し、大人にとって理想的な自分を作り上げて“良い子”を演じ、何かあれば他人ではなく自分を責めて、自虐に陥る・・・これが、ACの正体です。

交流分析のPACモデルの中でも、ACについて調べてみると、ほぼ必ずこのようなマイナスのイメージばかりが例に挙げられます。
決してACが悪いというわけではないのですが、大人でもACの自我状態が強いとストレスを抱え込むことになってしまうため、カウンセリングでストレスを誰かに相談したりして根底にある問題を解決するように努めたいところ。
協調性があるつもりで、実は感情を抑えているだけ・・・なんてことはないでしょうか?

前回説明したFC(Free Child)が子供にとってプラスの明るいイメージなら、こちらのACはそれとは真逆のイメージ。
また、両親から受けるなんらかの影響によって、人間のACは強くなるとも分析されています。